熊本オフィスの
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Kumamoto News & Blog
2026.03.16
クリニック開業の集患は何が効く? ホームページ・SNS・看板・内覧会の優先順位
① 冒頭リード
これは広告のテクニックの話ではありません。
クリニック開業における経営判断の話です。
開業準備の中で、医師が迷いやすいのが「広報」です。
ホームページ、SNS、看板、内覧会。
どれも大事そうに見えますが、優先順位を間違えると開業直後の患者数に差が出ます。
実際の現場を見ると、「お金をかけたのに患者が来ない」というケースの多くは、やり方の問題ではなく、順番の問題です。
② 結論
クリニック開業時の集患は、基本的に次の順番で考えます。
①スマホで見やすいホームページ
②内覧会(地域に存在を知ってもらう)
③看板(特に地方では重要)
④SNS(優先度は低め)
多くの患者は「スマホで検索 → ホームページを見る → 来院を決める」という流れで動きます。
つまり、まず整えるべきはホームページです。
③ なぜ医師は広報を間違えやすいのか
開業前の医師は、広報の経験がありません。
そのため、次のような判断をしがちです。
・SNSが流行っているから始める
・デザインがきれいなホームページを作る
・広告会社の提案をそのまま採用する
しかし患者の行動を考えると、重要なのは「きれいさ」ではなく「安心感」です。
患者は「ここなら大丈夫そうか」を確認するために情報を見ています。
ここを外すと、広報はうまく機能しません。
④ 患者の行動(スマホ検索)
現場の実感として、患者の多くは
スマホで検索してクリニックを探しています。
よくある流れはこうです。
1
「地域名+内科」などで検索
2
表示されたクリニックのホームページを見る
3
雰囲気を確認して来院を決める
このとき見られているのは、主に次の情報です。
・先生の顔
・スタッフの雰囲気
・院内の写真
・場所
・診療時間
つまり患者は
医療情報より「雰囲気」を見ています。
⑤ ホームページの役割
ホームページの役割はシンプルです。
「安心できるクリニックかどうか」を伝えること。
そのために大事なのは次のポイントです。
・スマホで見やすい
・先生の顔が分かる
・スタッフの雰囲気が分かる
・院内の写真がある
逆に、よくある失敗はこれです。
・文字が多い
・スマホで見にくい
・院内の写真が少ない
患者は長い説明を読みません。
見て数秒で判断します。
その前提で作る必要があります。
⑥ 内覧会の役割
内覧会は、広告というより
地域にクリニックを知ってもらう機会です。
特に次の効果があります。
・地域住民がクリニックの存在を知る
・院内の雰囲気を直接見てもらえる
・口コミのきっかけになる
実際、開業後に
「内覧会で見ました」
「知人に聞きました」
という来院は少なくありません。
つまり内覧会は、地域の口コミのスタート地点になります。
⑦ 地方では看板の効果もある
都市部ではあまり言われませんが、地方では看板の効果はまだ大きいです。
特に次のような場所では有効です。
・交通量の多い道路沿い
・交差点
・生活動線の途中
患者は「ここにクリニックがある」と認識してから、後でスマホで検索することも多いです。
つまり看板は検索のきっかけを作る役割があります。
⑧ SNSの位置づけ
最近よく相談されるのがSNSです。
結論から言うと、内科では優先度はそこまで高くありません。
SNSが効果的になりやすいのは
・美容
・自由診療
・若い患者層
などの分野です。
地域の内科では、
検索と口コミの影響の方が大きいのが現場の実感です。
もちろんSNSが悪いわけではありません。
ただし開業時の限られた時間と予算を考えると、優先順位は高くありません。
⑨ まとめ
開業時の集患は、次の順番で考えると大きく外しません。
①スマホで見やすいホームページ
②内覧会で地域に知ってもらう
③地方では看板も有効
④SNSは余力があれば
もう一つ大事なことがあります。
開業直後の患者数は、6ヶ月ほどで落ち着くケースが多いです。
最初の数字だけで判断すると、広報のやり方を早く変えすぎてしまうことがあります。
開業時の広報は、広告の話ではなく経営設計の一部です。
準備段階での判断が、開業後の患者数に影響します。
もし開業準備の中で「この広報でいいのか」と迷うことがあれば、計画の段階で一度整理しておくと、後から修正するより安全です。